はじめに
人生百年時代を迎え、健康で自立した生活のために欠かせないのは「歩行機能」です。
しかし、50代を境に、その低下を実感する方も増えているのではないでしょうか。
そこで本記事では、特に”歩くこと”の重要性とその効果について、実際のお客様へのカウンセリングをもとに会話形式でわかりやすくご紹介します。
適切な運動は健康を守る”副作用のない薬”であると同時に、間違った方法では逆効果になることも。正しい知識を得て、安全に運動を取り入れましょう。
理学療法士
「こんにちは。本日はどのようなご相談でしょうか?」
お客様
「最近、腰や膝が痛くて、歩くのがつらく感じることが増えてきたんです。階段を上るのも大変で、何とかしたいと思って来ました。」
理学療法士
「そうですか。痛みがあると、動かすのが怖くなったり、歩くことを避けてしまいがちですよね。でも実は、適切に体を動かすことで、痛みを和らげたり、機能を改善できることが多いんですよ。」
お客様
「そうなんですね。動かない方がいいのかと思って、できるだけ負担をかけないようにしていました。」
理学療法士
「そのお気持ち、よくわかります。ですが、適度な運動を取り入れることで、腰や膝の筋力を維持し、関節の動きを良くすることができます。特に、”歩くこと”は手軽にできて効果が大きいんですよ。」
お客様
「歩くだけでそんなに効果があるんですか?」
理学療法士
「はい、歩くことは単なる移動手段ではなく、生活習慣病の予防や改善にも大きく貢献します。例えば、筋力や骨密度の維持、血糖値の改善、さらにはストレス軽減効果も期待できます。心身の健康をサポートする”副作用のない薬”と言えるんです。」
お客様
「でも、痛みがある状態で歩くのはやっぱり不安です。」
理学療法士
「もちろん、無理をして痛みが悪化するのは避けたいですね。そこで、理学療法士のようなリハビリの専門家のサポートが役立ちます。当店では、理学療法の視点から、痛みを軽減しながら歩行機能を改善するためのプログラムをご用意しています。」
お客様
「具体的にはどんなことをするんですか?」
理学療法士
「まずは、現在の痛みの原因や体の動き方を詳しく評価します。その上で、ストレッチや筋肉を活性化させるエクササイズ、さらにはピラティスを取り入れて、正しい姿勢や歩き方を取り戻していきます。」
お客様
「専門的に診てもらえると安心して運動に取り組めますね。」
理学療法士
「はい!ただし、運動は適切な量と内容で行わないと、逆効果になることもあります。例えば、急に長時間歩いたり、痛みを無視して無理をしてしまうと、関節や筋肉に負担をかけてしまうことがあります。そのため、正しいやり方で少しずつ進めていくことが大切です。」
お客様
「そうなんですね。それなら、最初はどのくらいの時間から始めればいいですか?」
理学療法士
「個人差がありますが、最初は10分程度の短い時間から始めて、少しずつ時間を延ばしていくと良いでしょう。また、痛みが出たら無理をせず、適宜休むことも大切です。歩行フォームやペースも調整しながら進めると、安全に効果を実感できますよ。」
お客様
「それを聞いて安心しました。少しずつ試してみます。」
理学療法士
「その意気込み、素晴らしいです。引き続きサポートさせていただきますので、何でも気軽にご相談くださいね。」
まとめ
運動は、健康を守るための重要な要素ですが、適切な量と内容で行わなければ逆効果になる場合もあります。
本記事で紹介した”歩くこと”は、手軽に始められる運動の一つであり、生活習慣病の予防や筋力の維持、さらには心身のリフレッシュに効果的です。しかし、痛みがある場合は無理をせず、専門家のアドバイスを受けながら進めることが大切です。
当店では、理学療法士の視点から痛みを軽減し、歩行機能を改善するサポートを提供しています。歩く力を取り戻し、健康的な生活を実現するために、ぜひお気軽にご相談ください。