腰痛で病院や整骨院を訪れた際、「腹筋・背筋が弱いから」と指摘されたことはありませんか?多くの人が「筋肉を鍛えれば痛みが軽減する」と考えていますが、実際にはそう簡単ではありません。腹筋や背筋をいくら頑張っても、約90%の方が痛みが消えないという現実があります。中には、運動を始めたことで症状が悪化する方も少なくありません。
なぜ痛みが消えないのか?
痛みが緩和される理由は、筋肉が増えたからではありません。腰の痛みは、身体の動き方が変わることで腰への負担が軽減され、結果的に痛みが和らぐのです。私の経験上、筋肉量が足りているものの、それをうまく使いこなせていないことが、腰痛の主な原因であると感じています。
正しい対処法
腰痛の改善には、以下の3つのアプローチが有効です。
- 凝り固まった筋肉をStretchする
ストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性が向上し、硬直している筋肉が緩みます。これにより、痛みの軽減が期待できます。 - うまく使えていない筋肉を刺激するエクササイズ
筋肉を意識的に動かすことで、使い方を学び、筋肉が活性化します。特に、インナーマッスルを鍛えることで体幹の安定性が向上し、腰への負担を減少させることができます。ピラティスを行うことで「体の効率的な動かし方」が身に付きます。 - 体の反応に合わせて周囲の筋肉を刺激して全体のバランスを整える
身体全体のバランスを考慮したトレーニングを行うことで、個々の筋肉が協調して働き、腰にかかるストレスを軽減できます。
まとめ
腰痛の根本的な改善には、筋肉を鍛えるだけでなく、身体の使い方や動き方を見直すことが重要です。もし「腹筋・背筋を頑張っているのに痛みが消えない」と悩んでいる方は、ぜひこれらのアプローチを試してみてください。正しい方法で身体を整え、痛みのない生活を取り戻しましょう。