マットピラティスとマシーンピラティスの違いと選び方

ピラティスには、大きく分けて「マットピラティス」と「マシーンピラティス」がありますが、どちらにも共通する目的は、体幹の強化姿勢の改善、そして柔軟性や筋バランスを整えることです。

この共通の目的を達成するために、適切なインストラクターの選び方が非常に重要です。また、ピラティスの目的が「フィットネス」なのか、「痛みの改善」なのかによって、選ぶべきインストラクターの専門性も変わってきます。

そこで本記事では、マットピラティスとマシーンピラティスの共通の目的とインストラクター選びの重要性について解説します。


フィットネス目的か痛み改善目的か?

ピラティスを始める際、まず大切なのは、自分の目的を明確にすることです。ピラティスはフィットネスの一環として取り入れられることもあれば、慢性的な痛みの改善やリハビリテーションの一環としても活用されます。それぞれの目的に応じて、求められる指導やアプローチが異なります。

フィットネスが目的の場合は、体力向上やボディラインの引き締めを重視し、全体的なエクササイズを取り入れたクラスを選ぶのがよいでしょう。インストラクターも、エクササイズのバリエーションや強度の調整に長けた人が適しています。マシーンピラティスでは、リフォーマーやキャデラックを使った効率的な筋トレが可能ですし、マットピラティスでもグッズを活用して強度を調整できます。

一方で、痛みの改善が目的の場合、例えば腰痛や膝痛などの関節痛に対してアプローチするためには、医療的な知識を持ったインストラクターを選ぶことが不可欠です。特に、理学療法士やリハビリテーションの経験があるインストラクターは、医療系国家資格を持ち、体のメカニズムを理解し、痛みの原因に応じた個別性の高いプログラムを提供してくれます。

このような専門性が、フィットネスと痛み改善のピラティスの大きな違いです。


共通の目的:体幹強化と姿勢改善

どちらの目的でピラティスを行うにしても、体幹(コア)の筋肉を強化し、体全体のバランスを整えることは共通の目的です。姿勢を改善し、体幹をしっかりと鍛えることで、腰痛や膝痛などの不調の予防や改善が期待できます。フィットネスとして行う場合も、痛み改善のために行う場合も、体幹を強化することがベースとなります。


柔軟性や筋バランスの改善

ピラティスは、柔軟性の向上左右の筋バランスの改善にも効果的です。例えば、マシーンピラティスでは、リフォーマーやキャデラックを使用して、負荷やサポートを調整しながら筋肉を効果的に鍛えることができます。マットピラティスでは、自重を使ってバランスや安定性を重視し、全身を鍛えることができるため、体幹の強化や柔軟性の向上に役立ちます。


インストラクター選びの重要性

痛み改善が目的の場合は、医療知識やリハビリテーションの専門性を持つインストラクターが必要です。逆に、フィットネスを目的とする場合は、エクササイズの多様性や強度の調整が得意なインストラクターが理想的です。


まとめ

マットピラティスとマシーンピラティスは、どちらも共通の目的として、体幹強化、姿勢改善、柔軟性向上を目指していますが、フィットネス目的か痛み改善目的かで、そのアプローチや必要とされる指導の内容は異なります。そして、その効果を最大限に引き出すためには、適切なインストラクター選びが非常に重要です。

特に痛みの改善を目的とする場合は、理学療法士や医療的知識を持つインストラクターが理想です。自分の目的に合ったピラティスを選び、適切な指導を受けることで、継続的な健康維持と身体の改善が可能になります。

当店では、理学療法士の知識を活かし、一人ひとりの体の状態に合わせたプログラムを提供しています。身体の悩みや関節の不調がある方こそ、専門的なアプローチが求められるマットピラティスをぜひ体験してみてください。

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