50代に差し掛かると、肩こりや腰痛、関節の痛みなど、身体の不調を感じる方が増えてきます。これらの症状は、加齢による筋力や柔軟性の低下に加え、姿勢や歩き方の崩れが関節に余計な負担をかけていることが原因の一つです。
こうした悩みを抱える方に注目されているのが、ピラティスです。一般的にはフィットネスの一部として知られているピラティスですが、特に50代以上の方には「医学的アプローチ」としてのメディカルピラティスが非常に効果的です。
今回は、メディカルピラティスの特長やフィットネスとの違い、さらにその効果について会話形式で解説します。
理学療法士
最近、五十肩、膝関節の痛みでお悩みの方が増えています。特に50代以降の方からの相談が多いです。
お客様
50歳を超えて、肩が上げにくかったり、歩くと膝がいたかったりします。これって年齢のせいでしょうか
理学療法士
もちろん加齢も影響しますが、それだけではありません。筋力や柔軟性の低下、姿勢や歩き方の崩れが関節に負担をかけている場合が多いんです。実は、そういった不調にはピラティスが効果的なんですよ。
お客様
ピラティスって、フィットネスみたいなものですよね?私にできるかちょっと不安です…。
理学療法士
確かにフィットネスのイメージがありますよね。でも、当店のように医療の視点で行うメディカルピラティスは、痛みや不調を根本から改善するための運動療法なんです。フィットネスで行う場合と目的が異なります。
お客様
フィットネスとメディカルピラティス、具体的にどう違うんですか?
理学療法士
フィットネスピラティスは、主に体力向上や引き締めを目的としています。一方でメディカルピラティスは、痛みや不調の原因を特定して、関節や筋肉にかかる負担を軽減することを目的としているんですよ。
お客様
そんなことができるんですか?
理学療法士
はい、できますよ。例えば、膝の痛みが歩き方の崩れからきている場合、膝周りの筋力を強化すると同時に、正しい歩き方をエクササイズで学びます。これにより、痛みを改善し、再発を予防できるんです。
お客様
確かに、それなら安心して運動できますね。他にどんな違いがありますか?
理学療法士
重要な違いは、個々の症状に合わせたプログラムが組める点です。医療的な視点から理学療法士がその人の体の状態に合わせて完全オーダーメイドのプログラムを作ります。
お客様
それなら無理なく続けられそうですね。でも、激しい運動は苦手です…
理学療法士
ご安心ください。理学療法士が痛みのある方でも安心して行えるようにプログラムを設計します。怪我のリスクを抑えつつ、最大限の効果を発揮しますよ。ストレッチの延長程度の負荷でも十分に変化するんです。
お客様
リハビリも兼ねているんですね。それなら、私のように体に不調がある人にとっても取り組みやすそうです!
理学療法士
そうなんです。ピラティスは元々リハビリとして考案されたので、関節や筋肉の負担を軽減しながら体の動きを改善できますよ。
まとめ
50代からの身体の不調や痛みは、適切な運動で改善する可能性があります。メディカルピラティスは、フィットネスとは異なり、理学療法士がリハビリの視点からあなたに合ったプログラムを作成します。
無理なく安全に、そして効果的に身体を整えるための方法として、ぜひ一度試してみてください。