「痛み」がある時の正しい対象は?

はじめに

痛みを感じると、「無理せず休んだ方がいい」と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。実は、痛みの種類や原因によっては適度に体を動かすことが回復につながる場合もあります。

では、痛みがあるとき、動くべきなのか、それとも休むべきなのか?

今回は、理学療法士とお客様の会話を通じて、「本当に休むべきタイミング」について考えていきましょう。


お客様

最近、腰が痛くて…痛い時はやっぱり安静にしておいた方がいいんでしょうか?

理学療法士

痛みがあるとつい安静にしがちですが、必ずしもそれがベストな対応ではないんですよ。腰の痛みの原因によっては、少しずつ動いた方が回復が早くなる場合もあります。

お客様

そうなんですか?無理に動かして悪化するのが怖いんですが…。

理学療法士

その気持ち、よくわかります。でも、例えば筋肉や関節の血流が滞ることで痛みが続くケースもあるんです。そういう場合は、軽いストレッチや歩行などの運動療法を取り入れると、血流が良くなって回復を助けてくれるんですよ。

お客様

なるほど…ただ、どんな痛みでも動いていいわけじゃないですよね?

理学療法士

その通りです。例えば、痛みが激しい時や、腫れ・熱感がある時、または外傷が原因の痛みの場合は、まずしっかり休んで医師に相談するのが安全です。逆に、慢性的な腰痛や軽い違和感程度の痛みの場合は、適度に動く方が良いこともあります。

お客様

どのタイミングで動くべきか判断が難しいですね…。

理学療法士

そうですよね。簡単な目安としては、「痛みが一時的に増すけれども、すぐに治まる」程度なら、筋肉がほぐれていくサインとも言えます。一方、動かした直後に痛みが強く続くようなら、無理はしない方が良いですね。

お客様

その見極めが重要なんですね。じゃあ、例えば腰が少し重い感じがする時なんかは、少し動いた方がいいんですか?

理学療法士

そうですね。腰が重い程度であれば、体を動かして筋肉や関節をほぐすと、痛みの予防になります。例えば、軽いウォーキングやピラティスのような体幹トレーニングで、無理のない範囲で体を動かすと良いですね。

お客様

なるほど…動くときの痛みも無視せず、様子を見ながら動かすってことですね。

理学療法士

そうです。無理に動かす必要はありませんが、適度な運動は痛みの改善に役立つ場合が多いです。大切なのは「痛みを観察しながら」体をケアすることです。自分の体の反応に耳を傾けながら、慎重に進めていきましょう。

お客様

ありがとうございます。今後、ただ休むだけでなく、自分の体と相談しながら適度に動かしてみます!


まとめ

痛みがある時、すぐに安静にしがちですが、適度な運動が回復に役立つこともあります。痛みの原因を理解し、体の反応に合わせた無理のない運動で、健康的な回復を目指せます。

最も安全かつ効果的なのは、「専門家の下で身体を動かす」こと。

当店では、医療分野で経験を積んだ国家資格者が、必要に応じて医療機関の受診をお勧めし、痛みの種類や程度に応じた適切な対応を行っています。

痛みにお悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。

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